親鸞会は高森顕徹先生が代表として行っている団体になります。高森顕徹先生は、何らかの目的があって親鸞会を作り上げました。そしてそれに同調する人が次々と現れ、現在のように大規模な親鸞会ができあがったといえるでしょう。
このように、そこに参加している人は、それだけ人生を親鸞会に賭けたとも言えます。そもそも、高森顕徹先生はいったいどのような目的で親鸞会を設立したのでしょうか。これから入会するならば、その目的を明確に理解しておくことが重要になります。

幸福になるために設立した

高森顕徹先生は、親鸞会を設立した目的を「人々が幸福になるため」と述べています。人間は、たくさんの苦悩を持っています。例えば、毎日お金の心配事や将来の心配事などで頭を悩ませている人は多いでしょう。それだけでなく人間関係などで苦しんでいる人も少なくありません。特に、余裕のない現代社会においては会社などに入っても人間関係で苦しむことが多く、自分の自由になることはあまりありません。仕方なく仕事をして生きている人が多いわけです。

さらに、人間には病気と呼ばれるものが常につきまとっています。病気は、避けようと思って避けられるものもありますが避けられないものも少なくありません。風邪ぐらいならば数日で治るかもしれませんが、命にかかわる病気になってしまうと、いよいよ覚悟を決めなければいけません。

そして最後は、死去することも苦しみの一つと言えるでしょう。親鸞は、様々な苦しみに対してどのように幸せに生きていくかを説いています。親鸞会は、これらの考え方を広めようとしているわけです。

阿弥陀仏を信じること

親鸞は、今からおよそ800年前に京都で生まれました。当時は、鎌倉時代でしたが今のように浄土真宗があったわけではありません。それまで、庶民にはあまり仏教は広まっていませんでした。ですが、親鸞は自らの教えを浄土真宗と名乗り、わかりやすい言葉で庶民に仏教を伝えたことにより瞬く間にその教えが広まっていくことになりました。その教えは、阿弥陀仏に救いを求めると言うものです。

それまでの仏教は、とにかく瞑想をすることや修業をしなければなかなか身につけることができないとされていました。そしてその内容も難しく、庶民にそれを伝えるのが難しかったわけです。しかし、親鸞は、その教え方を非常に簡単にして、「阿弥陀仏を信じて念仏をとなえることさえすれば、必ず亡くなった時に極楽浄土にいける」と述べたわけです。

もともと、阿弥陀仏と呼ばれる仏様はお釈迦様が見つけた重要な仏様の一つになります。この考え方は、現代でも続いており、これを信じることができれば、現代人も幸せになれると親鸞会は伝えたかったわけです。

善人だけでなく悪人も救う

人間は、様々な環境で育った人が合わさって一つの世の中を作っています。幸福など家に生まれてまっすぐに育つ人もいます。これに対して、環境が良くないとまっすぐ育たないこともあります。いわゆる、悪人になってしまう可能性があるわけです。悪人は、ものを奪うことやだれかに迷惑をかける行為をする者と言えるでしょう。

このように、世の中の人間は善い者と悪い者に分けられますが、親鸞では善い行いをした者が救われるだけでなく悪い行いをした者もまた救われるとしています。ある意味、親鸞はどのような者でも阿弥陀仏の前で念仏をとなえることができればその人は亡くなった時でも極楽浄土に行けると考えたわけです。一見おかしな考え方のように感じるかもしれませんが、少なくともどちらも人として生きてきたわけです。ただ悪い事をしたというだけで救われないのは妥当でないと親鸞は教えています。このような教えを現代に残すことで、心を改めれば救われることを親鸞会は広めているわけです。

他力本願でもよいとする考え方

人間は、自力で何かを成し遂げるとき自力本願という言葉を使います。これに対して、人に力を貸してもらう時は他力本願という言葉を使う傾向があります。一般的には、他力による本願よりも自力本願の方が良いとされていますが、親鸞会では必ずしもそのようには考えていません。なぜかといえば、親鸞は浄土真宗の中で他力による本願をすすめているからです。

親鸞が広めた他力本願とは、単に他人の力に頼って生きなさいと言うものではなく、もっと別の意味があります。人間は、自からの力で自分の人生をコントロールすることができる人もいますが、環境によっては自分の人生を正しくコントロールすることができず悪い行いをする人もいるわけです。例えば、悪人と呼ばれる人たちがこれにあたります。もし、悪人だった人が善人の家に生まれていれば悪い人になることはなかったでしょう。悪い行いをする人は、自力で自分の人生をコントロールする事も出来ず、他力本願に頼るしかないと考えたのが親鸞の教えになります。このように、やむを得ず自力本願ではどうする事も出来ない場合は阿弥陀仏に頼り他力本願でも良いので救いを求めることが大事と親鸞会は述べています。

まとめ

親鸞会の設立は高森顕徹によって行われましたが、その目的は「人々が幸せに生きること」です。
幸せに生きることの一つとして大事なのは、阿弥陀仏に心を預けて念仏をとなえることです。この場合、自分の力ではなく阿弥陀仏に頼ることになりますがそれでも問題ないと考えられています。なぜなら、親鸞は他力本願をすすめているからです。しかも、信じる心があればだれでも救われるとするのがその教えになります。